【2020年度】欠点をきちんと把握せよ【初期研修・変更点】
3月も中盤に突入しました。
この時期になると多くの2年目の研修医は、有給休暇消費に乗り出します。
有給休暇は労働者の権利なので、余っているのが使うのがベストでしょう。
しかし、大学所属の研修医で3年目から大学医局に入局が決まっている人は、他病院からくる同期よりリードしたいため、先取り学習をしたりする人も中にはいます。
1年目の研修医は、進路決定にモヤモヤしている時期です。
研修医1年目は、厚生労働省から内科6ヶ月、救急3ヶ月の研修が義務付けられているので実質3ヶ月しか自由選択期間がありません。
もともと内科系に進むのなら問題ないですが、その他に進む予定なら1年目に残された3ヶ月と2年目の専攻医登録までの6ヶ月の合計9ヶ月で進路を見極めなければなりません。
つまり3月は、見極め期間の3分の1が終了しようとしている状況です。
進路を決定できた人はおめでとうございます。
進路がまだ決まっていない人は早く決めて病院見学をできる限り多く行ってください。
医療業界ではブラック労働が当たり前のように行われているので、明日は我が身になりますよ。
そんなわけで、新研修医1年目に向けて、進路決定の時期などを説明したいと思います。
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2020年度初期研修プログラム

新研修医1年目の方は今までの研修医のプログラムを知らないのでそんなもんなんじゃないのと思っていると思います。
しかし、自分たちが不利な状況に立たされていることに気づいてください。
2020年度から研修医プログラムが大きく変更になりました。
<従来>
・内科6ヶ月を1年目に研修する
・救急3ヶ月を1年目に研修する
・外科、麻酔科、精神科、産婦人科、小児科から2科目を選択し、1ヶ月以上研修する
・地域医療を1ヶ月以上研修する
<2020年度以降>
・内科 24 週以上を研修する
・救急 12 週以上を研修する。これに麻酔科4週間を含むことができる。
・外科、小児科、産婦人科、精神科及び地域医療それぞれ 4 週以上を研修する。
・外来研修を4週以上行う。
細かい変更点は他にたくさんありますが、大きなものと言えばこんなものです。

自由選択が減った!

上記で変更点を挙げさせていただきました。
 
2019年度以前は、必修と選択必修と地域医療以外は原則、自由選択という扱いでした。
そのため、2年間で、最大12ヶ月の自由選択期間がありました。
 
しかし、2020年度以降の研修プログラムでは、選択必修という扱いがなくなり、全て必修扱いになってしまいました。
必修診療科のローテーションする期間を改めて計算してみましょう。
内科6ヶ月+救急3ヶ月+外科1ヶ月+小児科1ヶ月+産婦人科1ヶ月+精神科1ヶ月+地域医療1ヶ月の計14ヶ月です。
つまり、2年間で、最大10ヶ月しか自由選択期間がなくなりました。
 
 

進路を早めに決めること

必修に含まれる診療科に進む場合は、問題ありません。
 
しかし、必修に含まれない診療科に進もうとしているあなたは気をつけなければなりません。
専門医制度にのる場合は、登録時期が2年目の10月です。
すなわち、研修医になってから18ヶ月後には進路を決定している必要があるのです。
 
研修医の人数が多いと研修順序の変更が難しいため、よっぽどの事情がない限り研修順序を変更できない病院もあると聞いたことがあります。
また、私が知っている病院には、病院が強制的に研修順序を決定しているところも数個あります。
2020年度以降にこのような病院で研修することになると、専攻医登録までに自分が進むであろう興味のある診療科で研修することが難しいです。
 
6年生のうちは卒業試験と国家試験の勉強が一番大切ですが、余裕があるときにはもう少し先の進路のことも考慮する必要があります。
 

まとめ

2020年度から初期研修プログラム内容が変更になります。
大きな変化としては、選択必修がなくなり、外科・小児科・産婦人科・精神科が必修になりました。
そのため、自由選択期間が減少したので、進路選択の期間が実質減少したことになります。
早めに決めて、有意義な研修にしましょう。
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