試験勉強は得意だが、仕事が苦手な人へ
医者に多いのですが、試験勉強は得意なんですが、仕事となると何をしていいのかわからなくなる人がいます。
私自身も初期研修1年目の頃は、まさにこの状況でした。
上級医の先生から、
「この病気の原因知っている?」
「この病気の治療はどうすればいいの?」
などと具体的に質問されれば容易に答えることは可能です。
しかし、
「あの患者さんよろしく」
とアバウトな指示では何をしていいのかわからなくなる状態になっていました。
勉強でも仕事でも同じですが、『何をすべきかわからない』というのは非常につらいものです。
そこで今回は、私なりの『何をすべきかわからない』状態の対処法を紹介させていただきます。
『何をすべきかわからない』になると、行動はストップします。
試験勉強の場合は不合格に繋がりますし、仕事の場合は生産性ゼロとなります。
試験勉強の場合は、極端な言い方をすれば自分が困るだけです。
しかし、仕事となると自分だけの問題ではありません。
医師の場合、患者の命に直結することもしばしばあります。
また、看護師やコメディカルの行動を止めてしまい、担当患者以外の業務に支障をきたすことがあります。
他人に迷惑がかかるのは誰しも嫌なことです。
「そんな状態は避けたい!けど、何をしたらいいかがわからない!」
この問題は、
『自分の成長はもちろん、周囲の利益にもなる行動』
ができるようになれば問題は解決します。

『自分の成長はもちろん、周囲の利益にもなる行動』とは?

『自分の成長はもちろん、周囲の利益にもなる行動』とは一体どのような行動でしょうか?
私は、
「求められた対象を把握し、期限内にこなす」
ことだと考えています。
理由として3つあります。

1つ目は、ニーズに答えるからです。

対象がわからなければ、手の打ちようがありません。
何をすべきかわからないのなら、それを目に見える形に変換しない限り進みません。
『何』の答えとなるのが、ニーズです。
ニーズは、場が求めていることだったり、人物が求めていることなど様々あります。
ニーズを把握することができれば、『何をすべきかわからない』状況を脱することができます。

2つ目は、制約があることで行動力が生まれるからです。

期限を設けることで、焦りが生じます。
焦ると火事場の馬鹿力が発揮されやすくなります。
皆さんも経験があるはずです。
明日テストだから頑張る、明日デートだから早く寝るなどそういうやつです。
期限があるから、行動できるという人間の心理があります。
例えば、資格試験を受ける際も、テキストの暗記が終了してから試験に申し込む人がいますが、大体そういう人は受験しません。
試験に申し込み、時間的制限が生まれることで真剣に勉強するようになります。

3つ目は、評価されフィードバックを受けれるからです。

行動しなければ、評価されません。
厳しいですが、評価されなければ、教えてもらうことすらできないのです。
考えてみれば当たり前ですよね。
教え子から
「先生、数学がわかりません」
と言われても、何がわからないのかを伝えてくれなければ、こちらもアドバイスできません。
最初は失敗してもいいので、行動し、評価されましょう。
悪い評価でも構いません。
むしろ、最初は悪いほうが今後、やりやすいです笑。
「患者の命がかかっており、失敗できないため行動できない」という初期研修医からの意見をもらいました。
安心してください。
上級医は、一応、相手の能力を見て仕事を依頼しています。
医学はわかっていても、医療をわかっていない初期研修医にそんなに危険な仕事は振りません。
上級医も、責任を負える範囲でしか行動しませんので。

「求められた対象を把握し、期限内にこなす」方法は?

「求められた対象を把握し、期限内にこなす」方法は3つあります。

1つ目は、知識を入れることです。

ニーズ、すなわち学習対象がわかればそれに取り組む必要があります。
本、インターネット、上司など様々な情報源から知識を仕入れることが可能です。
私のオススメは、本です。
インターネットは素早く情報にたどり着くことができるため便利なのですが、信憑性が低い場合があります。
本ならある程度の質は担保されているので、情報の良し悪しを分析する手間が省けます。
そもそも、わからないから調べている段階で情報の取捨を行うのは困難です。
上司から教えてもらう方法もありですが、医師の場合だと、上級医の好みというものがあるためスタンダードの知識から外れることがあります。
そのため、まずは、本で学習することがおすすめです。
 

2つ目は、試すことです。

学んだ知識も使用しなければ、ただの飾りです。
早速、使用してみてください。
上手く行けば自分の成功体験に繋がるため、さらに学びたくなります。
失敗しても、何が駄目だったのかフィードバックを受けることで成長につながります。

3つ目は、フィードバックを受けることです。

自己判断だけでは、危険です。
他者からのフィードバックを受けましょう。
本に書いてあった知識とは違った切り口を教えてもらえるかも知れません。
効率の上がる方法を教えてくれるかも知れません。
相手が嫌な顔をするんじゃないかという心配はいりません。
あなたが成長できれば、仕事の幅が増えます。
上司の負担は減りますし、他の仕事にも着手できるようになるため、最終的には上司の利益にもなるからです。

まとめ

試験勉強は得意だけど、仕事が上手くいかない人は以下の事を意識してください。
「求められた対象を把握し、期限内にこなす」
当たり前のことですが、それを当たり前のようにこなすのはなかなか困難です。
一番駄目なのは、行動しないことです。
本記事を読んで、少しでも行動に移してくれる人が現れれば幸いです。
スポンサーリンク
おすすめの記事